貸金・金銭トラブル

確実に、現実の回収を。
—判決よりも「お金が戻ること」を大切にしています—

私たちが重視するのは、「勝訴判決」ではなく「現実の回収」です。
権利があるかどうか、証拠が揃うか、相手に支払い能力があるか⸺
まずは全体像を丁寧に把握し、実際にお金が手に入るプロセスを描くことから始めます。
判決だけ取って終わり、では本当の意味での解決にはなりません。
確実かつ現実的な回収を実現するため、費用設計から戦略立案まで一貫してサポートします。

心理を読み取る実践的な交渉力

交渉から強制執行まで一貫対応

手続を見越した明朗な費用設計

知人から「事業資金が足りない。半年で返すから」と頼まれ、現金で200万円を貸したものの、
弁済期を過ぎても「少し遅れる」との連絡の後、音信不通に。
借用書もなく、現金手渡しだったため証拠は乏しく、さらに自宅を訪ねてもすでに転居しており、所在も不明でした。
「このまま泣き寝入りかもしれない」と悩まれてのご相談でした。


貸金返還のケースでは、「なぜ相手が連絡してこないのか」を冷静に分析することが重要です。
もともとの人間関係がある場合、悪意ではなく“気まずさ” や“申し訳なさ” が沈黙の理由であることも少なくありません。
本件では、共通の知人・実家・SNS情報などから所在を特定し、探偵とも連携して直接面談を実現。
相手は「気まずく連絡しづらかった。本当にすみません。」と気持ちが雪解けし、誠実に分割返済が開始されました。
いきなり訴訟に踏み切らず、相手の心理を踏まえた「会って話す」戦略が、最も早い解決につながりました。

WEB制作会社からのご相談。
相手方の要望に沿って、ユーザー登録機能など構築を含むサイトを完成・納品したにもかかわらず、
「デザインが気に入らない」「使わないから払わない」と一方的に支払いを拒否されました。
制作費120万円が未払いのまま、外注エンジニアへの支払いも発生しており、このままでは赤字になるとのことでご相談に。
契約書もなく、要件定義が曖昧だった点を懸念されていました。


相手方は「思っていた仕上がりと違う」と主張しましたが、
打合せ議事録やチャットChatworkの履歴などにより、仕事内容と納品成果物の一致が立証可能と判断。
交渉では平行線が続いたため、訴訟を提起しました。
証拠の整理・保全を徹底していたことが功を奏し、裁判官から若干の減額を勧められたものの、請求額の9割程度を得る内容で勝訴的和解に至りました。
契約書が不十分な場合でも、契約交渉や制作過程の記録が最大の武器になった事例です。

他の弁護士に依頼して訴訟を行い、ほぼ請求通りの判決を得ていたものの、相手方が最初の数回しか支払わず、その後は全く支払わなくなったとのご相談でした。
依頼者様は「判決を取っても意味がないのでは」と疑問を感じ、前の弁護士に相談したところ「強制執行には追加費用がかかります」と言われ、 結果としてその弁護士費用を差し引くとむしろ赤字となっていた状況でした。


依頼者のご負担と相手方の支払能力を考慮し、着手金を抑え、回収成功時の報酬を重視した料金設計をご提案。
財産調査を実施したうえで、相手方の財産預金、動産に対して強制執行を実施しました。
結果、まずは一部を回収し、その後は任意の追加支払いも受けることができました。
債権回収では、判決=ゴールではなくスタートです。
実際に回収可能かどうかを見極めたうえで、費用設計と執行戦略を立てることが弁護士の役割だと考えています。



「本当に払ってくれるかな?」と思った時が、
最初の相談タイミング。

お金を貸す時や契約を結ぶ段階で、相手の支払意思や能力に不安を感じたら、それはすでに「リスクが見えている」状態です。
後から揉めないためには、契約書や借用書の作成、返済計画、担保設定など、事前準備が最も重要です。
私たちは、形式的な書面作成だけでなく、相手の性格・関係性・支払能力まで踏まえて「本当に支払われる契約」を設計します。
最初の一歩を誤らなければ、将来のトラブルの多くは防げます。



「少し遅れる」と言われた段階で、
冷静に整理を。

「来月には払う」「もう少しだけ待ってほしい」と言われた時が最も危険です。
この時期に動くことで、証拠の確保、資産調査など、後の回収につながる対応が可能になります。
私たちは、相手の支払い遅延の理由を感情的に受け取らず、「払えるのに払わないのか」「払えないのか」を冷静に見極めます。
事実に基づいた交渉と、法的手段のタイミング設計で、最短の回収ルートを描きます。



「音信不通」でも、
まだ打つ手はあります。

相手が突然連絡を絶っても、回収を諦める必要はありません。
私たちは、探偵・調査会社など外部専門家とも連携し、居場所・勤務先などの特定を行い、必要に応じて仮差押えなど秘密裏に進めます。
また、相手の心理を分析し、再び連絡を取れる可能性を探ることもあります。
「気まずさ」や「罪悪感」で逃げているケースも多く、その心理を踏まえた対応が、最短の回収につながることもあります。

「現実の回収」を重要視しています。
相手方の支払意思や能力を考慮しつつ、状況に応じて当初から強制執行まで見据えた見積もりをさせていただきます。


  • 内容証明郵便の発送:7万円~
    ※書面発送のみです。
  • 貸金返還交渉:着手金 10~20万円程度(税抜)
    報酬金:獲得額により算定 ※ケースにより最低報酬金の設定あり

    • 仮差押え:20万円~
      ※別途担保金が必要となります。
    • 訴訟:着手金20万円~、報酬金:獲得額により算定
      ※ケースにより最低報酬金の設定あり

    • 調査内容や対象財産により個別お見積り

    ★少額案件30万円以下の場合
    少額30万円以下の債権や貸金トラブルについては、弁護士費用のご負担も考慮し、回収可能性・相手方の状況を踏まえ、成功報酬を中心とした費用設計着手金を抑えた形をご案内する場合もあります。「費用倒れにならない」ことを最優先に、最適なプランをご提案します。